【可動域制限10級】当初提示より約1000万増額して解決した事例。
事案の概要
本件は、10級に該当する可動域制限の後遺障害が残存した事例でした。後遺障害等級の申請段階からご依頼いただき、見込みどおり10級等級の認定を得た上で、示談交渉から早期に交通事故紛争処理センターへと交渉の場を移し、相談者の納得のいく解決を図ることができました。
解決の内容
本件では、保険会社との話し合い(示談交渉)から交渉をスタートしたところ、休業損害の算定、逸失利益の労働能力喪失期間、慰謝料額等複数の項目にわたって、当方の請求を大きく下回る回答がされました。
回答内容から、話合で何度もやり取りを重ねても、大幅な増額は見込めないと判断し、早期に交通事故紛争処理センターへの申立に方針変更を行いました。その結果、当方の主張が十分に考慮され、相手の当初回答よりも約1000万円増額したあっせん案が出され、あっせん案の内容で解決を図ることができました。
ポイント
最も早期に解決が図れるのは示談交渉ですが、保険会社の回答内容によっては、早期に話合に見切りをつけて、裁判又は紛争処理センターへの申立など交渉の場を変えることも、重要です。
今回は、早期解決のご希望と望む賠償額との兼ね合いから、紛争処理センターでの解決に方針を決めました。
早期に示談交渉に見切りをつけたことで、解決までに長い時間をかけず、大幅な増額が可能となりました。